執筆者:アンジー・ボイド、ライスター・テクノロジーズ LLC(米国法人)プロダクトマネージャー
需要の高まりが、柔軟な溶接ソリューションの必要性を後押し
フラッシング・ウェアハウスは、カリフォルニア州サンディエゴを拠点とする、新進の屋根材加工会社です。2年前に設立された同社は、経営陣が持つ合計35年以上の業界経験を強みとしています。同社が事業立ち上げを決断した背景には、屋根工事業界における信頼性の高い高品質な屋根用フラッシング製品と、専門的な加工サービスに対する明確な市場ニーズがありました。
需要が拡大し続ける中、フラッシング・ウェアハウスは既存設備の生産能力に限界が見え始めていました。より大型で複雑な部材を製造するには、一貫した溶着品質を実現しながら、複雑な形状にも精密に対応できる据置型の熱風溶着システムが必要でした。
カスタマイズされたシームテック 900 ATが、複雑なTPOおよびPVC部材の製造に対応
これらの要件を満たすため、ライスター・テクノロジーズは6か月にわたるコンサルティング期間を通じて、フラッシング・ウェアハウスと緊密に連携しました。ライスター・テクノロジーズでシームテックのプロダクトマネージャーを務めるアンジー・ボイド氏は、フラッシング・ウェアハウスの設計・加工責任者であるコディ・コックス氏と協力し、この用途に最適なソリューションを見いだしました。
柔軟な機械構成と高精度な溶着性能が決め手となり、同社はシームテック 900 ATを採用しました。このシステムは、ペデスタルアームの右側に1インチのシリコンホイールを装着し、長さ25mmのノズルを組み合わせた構成となっています。この構成により作業スペースが広がり、オペレーターはより小さな曲線や複雑な形状を効率よく加工できます。
シームテック 900 ATは柔軟性の高い設計を採用しており、駆動ホイールをペデスタルアームの左右どちら側にも取り付けることができます。この柔軟性により、TPOおよびPVC製の屋根用メンブレンを用いた、直線パイプスリーブ、外角部材、分割コーン、大型の開放型・閉鎖型コーンの製造に対応できます。